東大二次試験マニュアル~英語~ | ReNET

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updated 2012-08-23

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2012年1月18日
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いよいよセンター試験も終わり、ここでいかに二次試験対策に頭を切り替えられるかがとても重要になります。
とはいうものの、久しぶりに二次試験の勉強を再開し、勘が鈍っている方も少なくないでしょう。
やみくもに問題を解き始めるのではなく、改めて二次試験にどう向かっていくかを考えてみてはいかがでしょうか。


さて、今回の特集は、「東大二次試験マニュアル ~英語編~」ということで、センター試験マニュアルに引き続き、東大二次試験の問題形式に対応して、ポイント・解答作成のコツを伝授していきたいと思います。

すでに、知っていること・やっていることも多いと思いますが、ざっと読んでみて、参考になる部分を適宜取り入れてもらえれば幸いです。






全体として

まず、英語の問題は何より「時間配分」が鍵になります。

東大二次試験の英文の内容自体は、他の国立大学に比べて際立って難しいわけではなく、むしろどの問題もクセがなく、国立大学標準レベルだといえます。

しかし、一方で、120分という時間に対して、問題量が多く、しかも問題形式もバラエティに富んでいます
おそらく、無制限に時間をかければ、多くの東大受験生は高得点が取れるでしょう。逆に言えば、この「時間との戦い」が東大英語の最大の鍵となると思われます。

これから、過去問演習をするときは、なるべく時間のことを意識しながら(できれば実際の試験時間で)解いていくとよいでしょう。

それでは、以下問題形式ごとに、ざっくりとポイントを解説していきます。


<要約問題>

その一:2回で決めよう

これは、要約問題を解くとき「問題文を何度も読み返さない」ということです。もちろん、問題を何度も読むこと(精読)は大事なことですが、先に見たように、「時間配分」を考えると、ここで時間をかけるわけにはいきません。もちろん、絶対2回という回数を守る必要はありません。ただし、最初から要約することを前提に、漫然と文章を読まないようにすることが大切でしょう。
具体的には、1回目で大体の内容を把握し、大事そうな部分に下線など印をつけておきます。
そして、2回目は、解答をまとめるつもりで、要点を整理しながら読んでいくとよいでしょう。

その二:要点をはずさない

さて、東大の過去問を見ると、第一問目は「要約」の問題が多いですが、たまに「説明」形式の問題もあります。「~とは何か」と聞かれているのに、文章全体を要約してしまうと、かすりはしても、ピンボケした解答になってしまいます。要点をはずしてしまえば、いくらきれいな文章にまとまったとしても、点数はほとんど取れないでしょう。まずは、設問をしっかりと読んで「何を答えるべきか」を抑えましょう
また特に、「要約」の問題では、情報の羅列になりがちです。過去問添削していると、とにかくいろいろ盛り込もうとして、結局全体として何がいいたいのか分かりづらい文章が多々見受けられます。まず何よりも論理的なつながり・構成を意識してみてください。
そして、基本的には、「要約に具体例は不要」です。必要最低限の情報を盛り込んだ上で、字数が余った場合のみ、具体例を入れて説明力を高めるようにしましょう。


<段落整序>

その一:何番目に解いていますか?

まず、みなさんは、何番目にこの問題を解くようにしていますか?
段落整序(つまり第一問のB、C)は、得意不得意が分かれやすい問題だと思います。
というのも読む分量が多いために、速読力が問われるからです。また演習用問題が少ないため、あまり練習できないというのも関係しているかと思います。(ちなみに私立大学の過去問に似たような問題があったりなかったり)
速読が苦手な人にとっては、かけた時間の割りに得点に結びつきづらいとしばしばいわれています。
「捨て問(最初から解かないと決める問題)」にしていいとは思いませんが、得意な人はここでしっかり点数を稼ぎ、苦手な人は時間を見つつ後回しにするなど、優先順位を決めておきましょう。

その二:手がかりを使う

実際に段落整序問題を解くときのコツは「手がかりを使う」ということです。
つまり、ディスコースマーカーや指示代名詞など、順序を示すワードを手がかりに、文章の順序を見定めるということです。非常に単純なものだと例えば、「finally」と書いてあったら、まず最後の方の段落だと見当がつきます。また、itやtheyなどが出てきたら、それより前の文や段落に、itやtheyの指し示す内容が説明されている、と想定できます。
もちろん、内容的な整合性も大事ですが、効率よく解くには、このような手がかりをどんどん使っていくとよいでしょう。

<英作文>

その一:基本表現を使う

東大に限らず、全ての英作文の問題は「背伸びしすぎない」ことが大事です。どのような採点基準かは分かりませんが「小難しい表現を使おうとしているが、ミスが多い答案」よりも「多少稚拙でも文法ミスや論理的な破綻のない答案」の方が、点数が高くなるのではないでしょうか。
イメージとしては、中学生でも習うような基本表現をベースにしていくとよいかと思います。関係代名詞や副詞節などを多用して1文を長くするよりも、簡潔で明解な文を書くことも効果的です。

そのためには、英語を書き始める前段階(日本語で構想を練る段階)で、簡潔な表現に落とし込むことが肝心になると思います。いきなり英語で思考できる人は別として、いかに自分が英訳しやすい日本語文を作れるかが、問われているのかもしれません。

その二:制限付き自由英作文

東大の英作文は、いくつかのタイプがありますが、よく出るのが「制限付き自由英作文」です。
つまり、会話文の一部を埋めたり、グラフを説明したりと、「和文英訳ほど書く内容が限定されてはいないけど、好き放題書けるわけではない」という特徴があります。
そして自分の「意見を表明する」というよりも、制限の範囲内で「説明する」タイプの問題がよく出ます。なので、設問だけでなく、グラフや問題文をしっかり読み解くことをまず意識してみてください。

ただし最近は、「遺伝子組み換えについてどう思いますか」というタイプの比較的自由度の高い問題も結構出ていますので、対策を怠らないようにしてください。





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