東大二次試験マニュアル~国語・数学編~ | ReNET

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2012年1月18日
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国語

<現代文>

東大二次の現代文の特徴は、解答が記述式、しかも全て60文字程度の記述と文字数が少ないことである。
文意を読み取れているのは大前提として、いかにして60文字の範囲内で理解していることを表現するかが勝負となる。



その一:単語レベルに注意力を

約60文字と文字数が制限されているため、必然的に、抽象的な単語を使用しなければいけなくなる。
多くの文字数を使い説明できるのなら、自分の中のイメージをも採点者に伝えやすく、思わぬ減点をされにくい。しかし抽象的な単語というのは、それに対して抱く人のイメージは往々にして誤差がある。
その誤差をなくすために問題文内で使われている語意を前提とするのが入試問題であるが、その文中の語法が理解できていないと、あっさりと減点されるということになる。
センター試験マニュアルでも述べたが、問題文を読む際には語レベルでの注意力が必要となるわけだ。



その二:まず骨格を決める

逆に、文字数が決められているということは、大きなヒントになりうる。
しかも東大二次ではほぼ全て同じ解答欄の大きさである。解答はおのずと、一つの決まった形にならざるを得ない。
よく現代文では、何をどこまで書くかをフィーリングで決めている、という人がいるが、そんなことではいけない。採点しなくてはいけない以上、解答は一通りにしぼることが出来るようになっている。
問題文をしっかり読むと、その解答を導くためには、しかるべき論理構造を展開しないといけないことがわかる。
「AはBであるので、CはDである。」
「AはBという一面を持つが、同時にCという面を併せ持つ。」
上のように、論理構造が、まず定まるはずである。
これに正しい言葉を当てはめていけば、肉付けなしで、約60字になるはずである。
なぜなら、肉付けが必要であるという問題になると、肉付け法は多様になってしまうので、採点ができなくなってしまう。それでは困る。
約60字というのは、骨格を作り、絶対に必要な情報を盛り込めば、埋まってしまう文字数なのだ。



その三:部分点を取るために

現代文の採点は、「完全に理解できている」「基本は理解できている」「理解できていない」の大きく分けて、3パターンで行っているのではないかと予想される。
なので、時間がなく、完璧な解答が作れなければ、「まあ一応は理解できているな」と思わせることが出来れば良い。
そのためには上で述べた、論理構造だけを書いておけば良いわけである。
「AはBであるので、CはDである。」
「AはBという一面を持つが、同時にCという面を併せ持つ。」
このような構造が、多少強引であっても作られていれば、「まあなんとなく理解できているのだろうな」と思わせることが出来る。
もちろん構造が出来ていても、普通に読んでとても理解できない文章になっているようでは、一点も入らないことは言うまでもないが。

<古典>

部分点の取り方

よく分からない表現がある文の現代語訳をするとしよう。
そのときに無理矢理自分が知っている知識を当てはめようとして、ぎこちない文になってしまっては、そこでの部分点は望めない。
ちょっと考えれば分かることだが、部分点というのは、理解できている人に与える得点である。
文になっていないものを作ったら、それは当然理解できていないということになる。
それではどうすれば良いか。
そういうときに使えるのが、「思いきって意訳をする」という方法である。
大学教授の多くは、授業では意訳を推奨している。逐語訳では表現者の意図までが伝わりきらず、不十分だからだ。
さらに言えば、書いていない言葉を付け足すこともままある。
もちろん大学入試では逐語訳レベルのものを受験生に求めているだろう。しかしそれは、意訳を制限しているということは意味しない。
もし逐語訳が無理ならば、なんとなく文脈に合うような文を自分で作ってしまえば良いのである。
それが文意と離れていなければ、単語レベルで正確とは言い難い訳であっても、理解できているということで部分点は望めるであろう。
これは理由説明などの他の問題についても言える。
わからないところに強引な日本語を当てはめるのではなく、文意に合う言葉を当てはめていくことが部分点獲得には必要だろう。




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