無料添削講座(日本史) | ReNET

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updated 2012-08-23

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今回の無料添削講座は
「19世紀の日本史」
です。

皆さん投稿ありがとうございました!
皆さんから送られてきた解答例をもとに、より良い解答作成法を講義していきます。

まだ問題を解いたことのない人は、先に自分で解いてみてから、解説を読んでください!


では問題を見て行こう。

問題

「18世紀末から19世紀にかけ、江戸幕府は東蝦夷地と西蝦夷地を続けて支配下に置く。そのような幕府の行動の理由となった対外情勢について、50字以内で説明せよ。」


問題は、幕府が蝦夷地を支配下においた理由を聞いている。
この理由を対外情勢、つまりロシアとの関係から書けば良い。

では、解答例を見てみよう。

ロシアは交易を求めレザノフを派遣したが、日本はこれを拒否し、自国防衛のため蝦夷地を直轄地とした(※不要)



理由として、レザノフ派遣とその拒否を書けており、その点は正しい。
ただしこの問題は理由を書けという問題である。そのため後半部分は完全に不要。
「自国防衛」というのも、これが必要になった対外情勢を書くべきであり、「自国防衛のため」というのは一つピントがずれている。
拒否されたロシア側の「フヴォストフが択捉島を攻撃し、緊張状態にあった」などと書くのが良い。


もう一つ、解答例を見てみよう。

「ロシアの接近が、ラクスマンやレザノフの来航、ゴローニン事件の発生(※不要)で具体化し、(日本が通商拒否し)日露関係が緊張した。 」



これは対外情勢の情報量が多く、高得点をつけやすい答案となっている。
「ロシアの接近」を「ラクスマン」「レザノフ」で具体化する文章展開も効果的だ。

ただゴローニン事件については1811年の事件であり、西蝦夷地を天領としたのが1807年だということを考えると、不要である。また、「ロシアの接近の具体化」の例として適しているかというと、そうではない。

日露関係の緊張をロシア側の原因のみで説明しようとしていることも、やや半端である。

「日本が通商を拒否した」「ゴローニンを捕虜とした」などを付け加えると良いだろう。



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